九州一周電動アシスト自転車旅~4月16日 鹿児島市から指宿市その2
国道226号から県道28号へ、どんどん高度が上がっていく。下り坂になって13時、未確認生物イッシーがいるという池田湖到着。風が強く、湖面には三角波が立っている。湖の向こうには開聞岳が霞んで見える。
エプロンハウス池田でイッシー像の写真を撮っていると従業員の方が話しかけてくれた。よく見るイッシー像の場所など聞くと、親切に答えていただいた。ちなみに、ここのイッシー像のモデルはプレシオサウルスではあるまいか。
教えてもらったとおり、カフェや食堂のある場所に見慣れたイッシー像があった。こちらのイッシーは、頭部はイクチオサウルスで胴体は背中にコブのついたプレシオサウルス と言った感じで目撃情報の特徴を踏まえた像になっているように思われた。
他にも白くて巨大なイッシー像。こちらは、背中にコブのついたプレシオサウルスのようで、味のある顔つきをしている。
池田湖は、直径が概ね3.5km、周囲が約15kmあるカルデラ湖で九州最大の湖である。最大水深部は233mにも達し最深部は海抜-167mである。ここまでの、広さと深さがあれば、なにか潜んでいても不思議ではない。
イッシーらしきものの目撃情報は1961年頃からはじまり、1978年9月3日20人程の成人が、湖面をものすごい速度で横切る黒いコブを目撃したことで確実視されるようになった。その後、1991年1月4日に家庭用ビデオカメラで謎の生物の姿を撮影され、再度話題となった。
イッシーの目撃情報の特徴として、黒いコブのようなものが移動、体長は10~20mとのことで、その正体については、以下のとおりの仮説がある。
①
水棲恐竜説 池田湖には龍神伝説があり、中生代の恐竜の生き残りである。
②
オオウナギ説 池田湖には体長が2mにもおよぶオオウナギが生息しており、これと誤認した。
③
ハクレン説 1910年代に池田湖に放流された中国産のコイ科の魚ハクレンは体長が1mにも及ぶため、これと誤認した。
④
巨大ヒル説 信憑性はともかくとして、アメリカ軍の調査で直径2~3メートルはある黒い不定型な生き物で長く突き出した器官を持つが脚部はない、巨大ヒルの様相との報告があるとか。この調査で潜水調査をしたダイバーの一人が捕食されたらしい。
夢があるのは、水棲恐竜説だが、いずれも決定打に欠けるように思われる。それに信頼できそうな目撃情報が少なく、目撃情報の間の期間があきすぎている。
つまり、イッシーは滅多に湖面に姿を現さない生き物であり、目撃事例があった時に何か特殊な事象があったのではないかと推測してみた。
そこで、池田湖に比較的近い地域で発生した地震を調べてみた。すると1978年5月23日種子島近海M6.4。集団目撃のあった1978年9月3日の3ヶ月以上前だが、この地震により何らかの影響があったのではないだろうか。ここからは、筆者の空想である。
地震の影響で池田湖の湖底の岩盤に亀裂が入り、水が入り込みマグマで加熱され熱水となった。熱水はその圧力で徐々に岩の間を登ってゆき、ついに湖底から噴出した。熱水には硫化水素も含まれており、それが湖底で群れをなしていたオオウナギを直撃。オオウナギは集団で湖面に上がり、列をなしてのたうつ姿が高速で移動するコブに見えた。
その後、熱水の噴出はどうしたかと言われると、池田湖の水で冷却され噴出口も閉じてしまったと苦しい説明になるのだが…
ただ、1961年には、3月16日薩摩地方M5.3、7月18日種子島南東沖M6.3の地震が起きており目撃情報がはじまった時期に符合する。1991年については、地震とは符合しないが撮影画像の動きがゆったりしており、別の事象ではないだろうか。
米軍のヒルのような生き物という話についてだが、ムーブックス「UMAの謎と全地球水没」という本にネッシーの正体は古生代に繁栄した謎の無脊椎動物タリモンストラム・グレガリウムだとしている。これはウミウシのような形態をしているが、長く突き出した器官を持つが脚部はないという報告に一致しないことはない。
しばらく湖面を見ていたが、本物は現れてくれなかった。湖岸には美しい花が植えらており、ミステリアスとは、ほど遠い景色である。ただし、湖に半分浸かっている白い車を見つけたとき、それはそれでミステリアスであった。
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