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九州一周電動アシスト自転車旅~4月20日 出水市から芦北町その2

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  斬新なデザインの新水俣駅。建築士の渡辺誠さんが手がけたとのことだが、 SF チックで宇宙船やモビルスーツが出てきそうな外観である。    津奈木町から海沿いに芦北町に入る予定が道をロストして、そのまま3号線で山越することになった。だらだらとした登り道が続く。途中、孝女千代の碑の標識。行ってみると広場があり、奥の方にいくつかの石碑があった。そのうちの一つに孝女千代之碑と彫られていた。ここの石碑を千代塚と呼ぶらしく津奈木町指定文化財とのことである。  孝女千代は約三百年前の人物で母を早くに亡くし、病気がちの父や祖父母をいたわりながら懸命に働いた。その孝行ぶりが殿様の知るところとなり、 77 歳で亡くなるまで、毎年米 10 俵の褒美をたまわった。この話は津奈木町の HP に童話として掲載されている。  石碑から広場をはさんで反対側に花が手向けられている慰霊碑。寂しい場所だが守り続けている人がいるようだ。  長い下り坂を下ると、集落が見えてきた。芦北町である。湯浦川に沿って海へ。キロポストによると門司まで 263 km。芦北町が今日の宿泊地だが、まだ 14 時半。思いのほかスムーズな山越えだった。  湯浦川の河口域は干潟が広がっていた。  かっこいい橋が架かっていた、芦北大橋である。  観光うたせ船の標識があったので漁港の方に行ってみる。芦北漁協のゲートには観光うたせ船と書かれているが、肝心のうたせ船の姿がない。  漁港から宿泊先に戻る途中、潮がひいた船だまりに帆のないうたせ船が休んでいた。後で調べたら予約制のようで、いつもある訳ではないようだ。うたせ船は底引き網を帆船で引いていく漁法で、主にクルマエビ、カニ、シャコ等が捕れる。  今日の宿泊はホテル AZ 芦北店、 16 時には着いてしまった。適当な自転車置き場がないので、宿泊する部屋に入れてよいとのこと。夕食は近くの ROCKY 芦北店でエビたっぷり握り寿司とサラダ巻き助六それにポテトサラダ。お酒も少々。  ホテル AZ は筆者の知る限り観光地でもなく繁華街でもない場所にある。これで経営できるのか心配していたら、 19 時を過ぎるころには駐車場は満杯状態。お客さんは主にガテン系の方々。工事やメンテナンス、中には営業の人も車で用務地を回るからホテルの立地は遠くなければそれでよ...

九州一周電動アシスト自転車旅~4月20日 出水市から芦北町その1

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   4 月 20 日、晴れ。 8 時ホテルキング発。なんと創業 100 年の老舗ホテルらしい。  ホテルの近くに出水麓武家屋敷群があり見学。武家屋敷の近くには幼稚園や新しい家も混ざっているが整然とした石垣に、よく手入れされた生垣。薩摩藩の最前線基地である家並みは凛としたものが感じられた。 ちなみに麓(ふもと)とは外城を守る郷士達の住居兼陣地である武家屋敷集落を指す。  見学可能な税所邸に入らせていただく。庭はきれいに手入れされており、室内には刀や鎧がかざられていた。外に出ると地元の高齢の方々が清掃活動をされていた。挨拶してくれたので、「お手入れ、お疲れ様です。」というと「ここは国の重要伝統的建造物群保存地区だからね。」と誇らしげだった。  今日で鹿児島県を離れるので、家にお土産を贈ろうと出水駅構内にある飛来里へ。お土産を選んでレジに持って行くと店員さんが目ざとく賞味期限が比較的短いことに気づき取り替えていただいた。親切である。写真は駅前の鶴のオブジェと肥薩おれんじ鉄道の車両である。  国道 3 号線にしては海沿いの道が続く、獅子島だろうか、その先には天草があるはずだ。  軽い山越えがあって熊本県に突入。 4 月 11 日に鹿子島県入りして以来の県境越えである。  山を降りてゆく途中の漁港。かつて水俣病の原因となったメチル水銀で汚染された海とは思えない美しさだ。      水俣病資料館はエコパーク水俣の奥の丘の上にある。館内に入ると記帳するようになっていたが、お弁当屋さんの配達で職員の方が受け取りをしていたので、少し待って記帳。館内には中学生達が社会見学に来ていた。今の彼らには遠い過去の歴史でしかないのかもしれない。なにしろ水俣病が問題になったのは筆者が小学生の頃だったからもう半世紀も前のことである。その当時、放送されていたゲゲゲの鬼太郎は、人間によって汚染された住環境に怒った妖怪があばれるといった話が多かったように記憶している。また、個人的経験としては海の汚染で遊泳できる海水浴場がどんどん減って、ずいぶん遠くまで行くようになったことだろうか。  さて、展示内容は、主に水俣病の発生と被害についてだが、過去の問題ではなく、いまなお進行形であると感じさせられた。  隣には熊本県環境センターがあり、地球温...

福岡県北九州市若松区 グリーンパークのバラ園

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 2023年 5 月 27 日(土曜日)グリーンパークのバラ園へ  グリーンパークは北九州市最大の都市公園である響灘緑地内にある。今回、春のバラフェア開催中ということで訪れた。  到着したのは 11 時半、北ゲート前の駐車場には警備員さんが立っており、次々やってくる車から駐車料金を徴収していた。駐車場はほぼ満杯で、入場ゲートの券売機前も人がならんでいた。見る限り子供連れがほとんどで、梅雨前の最後の外遊びに連れてきたといった感じだった。  案の定、広大な芝生広場には、テントが立ち並んでおり、子供達のにぎやかな声がしていた。ここは、ポニーの乗馬体験ができる所や、南ゲート側にカンガルー広場もある。また空中冒険遊具あみーご等の遊具も充実しており子供を遊ばせるにはありがたい場所である。 今日は管理事務所前にキッチンカーも集まって来ていた。  バラ園に入ると急に子供の姿が少なくなり、来場者の平均年齢も上がったかんじである。先週行った駕与丁公園のバラ園と比べると面積は圧倒的に広いものの、植えられているバラの密度は駕与丁公園の方が高い気がした。いずれも、できる限り工夫してバラを楽しんでもらおうという配慮がひしひしと伝わってくる。  花びらを散らせているバラもあったが、グリーンパークのホームページによると、この日のバラの開花状況は 3 分咲きとのことであった。ただし、春のバラフェアは 6 月 4 日、日曜日までである。  だんだん蒸し暑くなってきたし、高齢の母を連れてきていたので 1 時間ほどで、退散することにした。北ゲート付近にもきれいに花が植えられており、次の主役であるアジサイが開花の準備をはじめていた。  帰り際には、駐車場が満杯になり、臨時駐車場がオープンしていた。明日は日曜日、今日以上の来園が予想される。   五月晴れコロナは遠くなりにけり

九州一周電動アシスト自転車旅~4月19日 薩摩川内市から出水市その2

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 牛ノ浜海岸にて沖合の岩の上に鳥居と鯉のぼりを発見。すみっ瀬と言われる岩で鳥居は地元の人が安全祈願のため建てたとか。このあたりは奇岩奇礁の乱立する海岸で、牛ノ浜景勝地とも呼ばれている。海岸に露出する岩石は、緑色凝灰岩や泥岩、砂岩の層がいくつも複雑にからみあったメランジ推積物として美しい文様が見られ、地質学的にも貴重な地域だそうだ。    阿久根市街で国道 3 号線は交通量も多く、嫌気がさしたので、道を間違えながらも国道 383 号線へ。ずっと海岸線を回ると時間がかかりそうなので途中から県道 367 号線に乗り換える。やはり主要道路じゃない方が走りやすい。ここらへんは統一地方選がまだ終わっていないので、選挙カーが走り回っている。お願いしますと言われても選挙民じゃないので無視。無視した筆者は、阿久根ニャンコに無視された。  出水市に入ったのは、 14 時。それなりに山越えになった。平地に出て出水市ツル観察センターを目指す。 出水市ツル観察センターの近くにも田の神さあ。  鶴の飛来時期ではないのは承知の上だが、観察センターにはパネル等の展示があるかと思いきや完全にクローズ。観察センターの駐車場脇にはシャッターを降ろしたお土産店等があるのでシーズンには賑わうのだろう。  出水市ツル観察センターの建物の横に稲畑汀子さんの句碑があった。  空といふ自由鶴舞いやまざるは  観察センターの農地にいたシラサギ等の写真をツルのつもりで撮影。酔狂なことである。だが、下の写真、アオサギかと思ったら、もしかしてナベヅル?そんなはずはないか…  16 時半、ホテルキング着。観光ホテルで結婚式場もある。この旅一番の高級感、部屋もツインベッド。窓の外が壁であることと、大浴場が使えないことが割安の理由らしい。 ホテル近くで出会った出水ニャンコ。    18 時過ぎに買い出し。途中、日本一のお地蔵様がいらっしゃったのでお参りした。何が日本一かと言うとその大きさである。一枚の岩を切り出して作る一刀彫で建立したお地蔵様としては日本最大であり、高さが4 .15 mもある。大正 14 年の作とのこと。  ホテル近くのプラッセ出水店に買い出し。夕食は、握り寿司と鹿児島にきて豚なしは寂しいのでカツサンド。黒豚のはずはないけど…数日かけて飲むつもりでウイスキーも一瓶...