電動アシスト自転車で巡る四国八十八箇所11月23日 バスでも厳しい横峰寺

5時前に目が覚めるが、6時半までベッドの中。起きて外を見ると高層階の部屋なので海まで見渡せる。


天気予報を見て今日の予定に変更を加える。当初は、西条市の平地にあるお寺を回り、次の日、石鎚山山系の中腹にある標高750mの横峰寺に一日かけて行く予定だったが、比較的暖かいのは今日までのようなので、横峰寺を目指すことにした。7時半ホテル出発。

ホテルの近くのでっかいスクリューのモニュメント。今治はタオルだけじゃなく、造船の町でもあるようだ。

今治城は、藤堂高虎が築城した日本屈指の海城である。ゆっくり見学したいところだが、開館時間が9時からなので、堀を一回りする。

堀の水に写る逆さ今治城。

城門の木々が紅葉している。

美しい城だ。

西条市方面に走っていると春屋書店。九州ではよくお目にかかるし、特に大分県にはあちこちあるので、本店は九州と思いきや、調べてみたら松山市だった。進出していると思って写真を撮ったが、進出されていたのだ。少しショックである。

志島ヶ原という国指定名勝があるので行ってみる。


菅原道真公ゆかりの綱敷天満神社があるようだ。ちなみに福岡県築上町にも道真公ゆかりの綱敷天満宮があり、調べてみたら京都から福岡市まで綱敷のつく神社等は9社あった。道真公が太宰府へ左遷される途中、綱を敷いて休憩した場所にちなんでいるようだ。

松林が綺麗だ。

サイクリングロードと書かれた道があるので、走ってみたら正面から原付バイク。しかもクラクションまで鳴らされる。びっくりしていると「すみませーん。」と言ってバイクに乗っている高齢女性は走り去っていった。そうこうするうちに住宅街に迷い込む。やばいので、もと来た道に戻る。

県道は、国道196号線と合流する。

正面に険しそうな山塊、あれが有名な石鎚山山系だろうか。

あちこちで見かける「四国一周サイクリングルート路面案内ピクト」距離がわかるのでありがたいが、案内標識と微妙に距離が違っていたりする。さらに遍路の案内標識の距離とも違ったりして、しばしば混乱するが、着いてしまえば同じことである。

国道から県道13号へ、さらに県道11号を経て氷見という集落に入る。自家用車が1台走れるほどの細い道だが、小学校もあり、子供が自転車で走り回っている。

迷いながらも県道142号線に入り横峰寺の標識が見つかる。ここからは、ひたすら坂道である。登っていくと昨日の自転車遍路3人衆の遍路傘氏とすれ違う。にこやかに会釈してくれた。これを最後に今治での自転車遍路3人衆と逢うことはなかった。二人とも無事、結願成就していることを願う。

休み休み登っていくと平らな場所に出た。横峰寺まで8km。2km先には有料の林道らしい。

正午前にせとうちバス上ノ原営業所に到着。ここから、自転車でさらに登ることもできるが、8kmのヒルクライムに挑戦するには、心が折れていた。

お弁当を広げている営業所の方に聞いたら、運賃は往復で1,800円。次のバスは、さっき出たばかりなので一時間後ぐらいに次が出発することになるそうだ。景色もよいので、あたりをブラブラ散策して待つことにした。他に待っているのは小さな子供を連れている女性だけ。この人達も下山のバスを待っていただけで、今のところ横峰寺に行くのは筆者だけのようだ。営業所の横の京屋さん。旅館らしいがひっそりとしている。

紅葉が綺麗だ。この先に歓喜庵があり、ジャズが聞こえる。どうやら、ジャズコンサートとシンポジウムが行われていたようだ。

歓喜庵の奥に行ってみると繋がれていない犬がいたので、撤収。

ここから上の道は、路面状況も悪く、狭い。

バス亭に戻ると、営業所の方が、歓喜庵に行く人用の駐車場ではないと、やってくるドライバーに注意して回っている。そうこうするうち12時半に横峰寺からバスが戻ってきた。乗り継ぎがあるのか、遍路姿のメガネの青年が血相変えてバスから飛び出してきた。出発は不定期ではあるが、13時ぐらいとのことだ。

13時、営業所の方に案内されて、乗車。他に乗客はいない貸し切り状態だ。走り出して少しの間は人家もあったが、すぐに急勾配と急カーブ。杉林と渓流沿いの道を登っていく。たまに木の間から下界が見える。杉林の中に料金所があり、そこから先はひたすら登りである。バスには無線があり、離合するためだろうか、すれ違う車の情報が伝えられている。自転車はもちろん辛くて危険だが、自分で車を運転して登るのも避けたいところである。

横峰寺の駐車場には、30分ほどで到着。売店もあり、お弁当を広げている家族連れもいた。運転手さんに出発時間を聞いたら、筆者が戻りしだいとのこと。ありがたいが、ぐずぐずしていたら、怒られそうである。

眼下には、西条市。

細い歩道を駐車場から降って行く。参拝客がけっこう来ている。家族連れの子供がはしゃぎながら坂を駈け降りていった。

ずいぶん歩いて清月堂が見えてくる。


60番札所 石鈇山 福智院 横峰寺


境内には雪が残っている。

石灯籠の苔がすごい。

星供大師。

本堂。

ご本尊は、大日如来。真言は、おん あびらうんけん ばざらだどばん 「知恵」と「優しさ」の光で世界を照らすとのこと。

駐車場へは、当然、登り道。

バスは待っていてくれたが、「早く乗れ」とばかりにドアが開く。このバスは12月21日から2月末日まで運休になるそうだ。降りて行くと前方に自転車、どこかで見たような白人男性だ。料金所には高齢と思われる男性が番をしておられた。写真は車窓からの様子。

バスは14時半には営業所に到着。自転車に乗り換えて、西条市街へ。途中、「霊峰石鉄山岳伝説天狗王」と書かれた建物。シャッターには黒瀬湖の龍や大日如来などのイラストが描かれており、屋根の近くには天狗の顔。石鎚山には「石鎚山法起坊」という大天狗の伝説があり、日本八大天狗のひとりとも別格ともされるが、このことにちなんでいるのか、また、石鎚ではなく石鉄なのか謎である。

降りは、黒瀬湖沿いの県道12号を走り、途中から加茂川沿いの道へ、国道11号線にぶつかる場所に61番札所香園寺の標識。宿泊先とは反対方向に7kmとある。時刻は15時半なので楽勝で行けるが、蓄積疲労がたまっている身にはさらに往復14km以上を走る気にならなかった。

ビジネスホテルアネックスあかやねは、伊予西条駅の近くにある。

15時からチェックイン可能だが、フロントには誰も居ない。ご用の方は電話してくださいとの紙があったので、電話してみると女性の声ですぐ行くとのこと。しばらくして前の破損した軽トラに乗った高齢の女性がやってきた。無事チェックインを済ませるが、鍵は自分で持ち歩き、朝は箱に入れておいて欲しいとのこと。基本、チェックイン時以外はホテルの人はいないようだ。1階の食堂も閉めている。前はバイキング形式で営業していたが、コロナ騒動で閉めてしまったらしい。

部屋に入って横になったら動けなくなった。かなり疲れがたまっている。

18時半にマックスバリュ西条神拝店に買い出し。帰りはアーケード街を抜けて帰るが、寂しいものである。


夕食は、ヒレカツとメンチカツの弁当と天ぷら盛り合わせ。スタミナをつけねば。


宿泊費:3,300円

飲食費:1,120円

納経料:300円

バス代:1,800円

 

総移動距離:60.3km



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