電動アシスト自転車で巡る四国八十八箇所11月19日 歯長峠を往復し、鳥坂峠を越えて大洲へ
5時半起床、風呂に入り、昨日買ったどん兵衛と巻き寿司を食べて、ホテルのフロントの方に倉庫を開けてもらい6時45分出発。今日は、まず龍光寺と仏木寺のある宇和島市に戻らなければならない。
ホテルのある卯之町は、国の重要伝統的建造物群保存地区に選定されているらしい。
昨日は国道56号線で宇和島市から来たが、今日は県道29号線と31号線で札所に向かう。四国の道の道標に西予市側には43番札所、宇和島側には歯長峠とあり、嫌な予感がする。県道29号線の緩い坂から橋を渡って県道31号線へ、人家が絶えて急なのぼり、道には小枝や落ち葉が散乱している。昨日の法華津峠は、昼間行けば宇和海のリアス式海岸が一望できて絶景だそうだが、こちらは、山の中である。
ようやく登り切ると、休憩所。その先には車が離合できそうにない狭いトンネル。
一気に峠を駈け降り、仏木寺の前を通過して龍光寺を目指す。
第41番札所 稲荷山 護国院 龍光寺
南予七福神の像。
本堂と大師堂。
ご本尊は、十一面観世音菩薩。真言は、おん まか きゃろにきゃ そわか 災難除け・病気平癒・財福授与・延命・極楽往生など。
本堂と大師堂の前で尺八を吹いている人がいた。広島から車遍路で来て、宿泊はもっぱら道の駅だそうだ。尺八を吹く理由は、八十八ヵ所の他、別格二十霊場の合計百八巡るので、尺八だそうだ。色んな方がいるものである。
先ほど素通りした仏木寺に戻る途中にあった、小学校コスモス園。
第42番札所 一カ山 毘盧舎那院 仏木寺
観音様と紅葉。
落ち着いた感じの本堂。
ここにも七福神。
ご本尊は、大日如来。真言は、おん あびらうんけん ばざらだどばん 「知恵」と「優しさ」の光で世界を照らすとのこと。
再び、歯長峠超え。昨日、宇和島市に泊まれば1回で済んだのにと思うが、自分のミスだからしかたない。峠の休憩所が宇和島市と西予市の境になっている。
元来た道の途中から、明石寺へ。お寺の下には、お店があり、店の若い男性が「甘酒いかがですか。カレーライスもありますよ。」と参拝客に呼びかけていた。
第43番札所 源光山 円手院 明石寺
本堂と大師堂。ここは、天台寺門宗のお寺である。
まだ青紅葉が残っている。
ご本尊は、千手観世音菩薩。真言は、おん ばざらたらま きり そわか 苦難除去、現世利益、病気平癒、厄除け、開運、極楽往生など。
納経所の前で、何かにつまずき、転びそうになる。近くに居た女性が飛び出して助けようとしてくださったが、なんとか踏みとどまった。疲れがたまっているのかも。
お参りを終えて、まだ11時半ぐらいだったので、明石寺の近くの愛媛県立歴史文化博物館を見学することにした。立派な施設である。
常設展示の観覧料は540円。写真撮影可の展示も多い。まずは歴史展示室から、石器時代から弥生時代の出土物や竪穴式住居を復元した展示に始まり、昭和までの建物や町が復元されていて見応えがある。また、特に印象に残ったのは藤原純友のロボットが乱を起こした経緯と顛末を語る展示である。
民俗展示では、祭りや遍路についての展示もあった。俳句王国愛媛の展示もあったがわずかであり、メインは松山の子規記念博物館に譲っているようだ。
卯之町に町並みをもう一度見る。新しい建物も混在している。不覚にも後で調べたら、シーボルトの弟子で、シーボルトの娘イネに医学を教えた二宮敬作の住居跡や、蛮社の獄の犠牲になった高野長英の隠れ家がホテルのすぐ近くにあったようだ。残念。
国道56号線に戻り、大洲市へ。市街地を抜けると、だらだらとした登り道だ。遠くにラスボス感満載の山が立ちはだかる。
急な坂を登ると、全長1,117mの悪名高き鳥坂トンネル。ビュンビュン追い越してゆく車に昨夜の法華津峠のトンネル地獄で慣れたのか、「殺すがいい!!無職の年寄りさ 簡単なものだよ!!」とやけくそになったのか、一気に駆け抜けることができた。鳥坂峠の急な下り坂を駈け降り、バイパスを迂回して大洲市街へ。大洲城の下に到着したのは15時だった。
見学するため自転車を押して天守に登るが、駐輪場らしき物はない。どうやら市民会館の駐輪場に置くようなので引き返す。観覧料550円、うれしいことに無料のロッカーがある。
天守閣は復元されたものだが、3階と4階の階段が急になっており忠実に復元されているようだ。城内には築城の様子のジオラマが展示されている。また、大洲城は宿泊できるお城らしい。
天守閣から見た大洲市。
見学中、観光列車「伊予灘ものがたり」が通過するとのアナウンスがあった。城の広場には旗を振る人が集まっていた。写真は肱川を渡る「伊予灘ものがたり」
本日の宿泊先である松楽旅館は、お城の近くにあった。「猫」の暖簾がうれしい。
フロントでは、浴衣の男性に数匹の猫が接客中。自転車を館内に入れさせてもらい、2階の部屋で休憩。18時にフロントに降りると、猫は一匹しかいなかった。早番と遅番があるのかな?下駄箱には従業猫の写真。
肱川橋を渡ってフジグラン大洲に買い出し。国道から離れているので少々迷う。握り寿司や巻寿司などレンジがいらないものを購入。
帰ったら猫はいなかった。本日の業務は終了したようだ。風呂に入ろうとすると水の音がするので「どなたかいますか?」と声をかけたら男性の声で「どうぞ」と返事があった。開けると誰も居ない。お風呂場が二つならんでいるのだった。詫びを言って一人で入る。明日は九万高原、気が重くなる。
宿泊費:3500円
飲食費:1,221円
納経料:900円
博物館観覧料:540円
大洲城観覧料:550円
総移動距離:64.3km
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