しゃぼん玉お寺めぐり 宗像市 鎮國寺
2023年8月12日(土曜日)
鎮國寺は、宗像大社からほど近い場所にあり、弘法大師(空海)が唐から帰国後、建立したと鎮國寺略縁起にある。遣唐使の留学生として帰国後、弘法大師は一年近く筑紫に留まっていたらしいので、その間に建立したのであろう。すぐに都に戻らなかった理由については、司馬遼太郎が「空海の風景」で考察している。
国道502号線の宗像大社交差点を岡垣方面に少し行って、川を渡り、少し戻り山を登ると鎮國寺の広い駐車場に出るが、ナビを使わないと分かりにくいかもしれない。
境内はかなり広い。しゃぼん玉発生機から、勢いよくしゃぼん玉が吹き出しているが参拝者は、お盆休み期間であるのに十人もいない。今日もかなり暑い。宗像大社にお参りするのが精一杯で、こちらまで来る気が失せたのかもしれない。
手前の大きな建物が護摩堂。護摩堂には秘仏身代わり不動明王立像が安置されているとのことで、「真言秘密の大法を伝え得たるは、危難をお救い下さった不動明王のお蔭に他ならず」と謹刻し祀られたとのことで、国の重要文化財に指定されている。危難というのは、空海が唐に渡るとき暴風雨にあい、四隻の遣唐使船のうちたどり着けたのは、空海の乗る第一船と最澄の乗る第二船だけであったことを指しているのであろう。
護摩堂の前には、蛙とふくろうとなぜか馬の石像。
花と祈願の寺というだけあって今の時期、蓮の花が美しい。
水鉢の中にはメダカが飼われている。
護摩堂の奥にあるやや小さい建物が本堂である。正直、護摩堂が本堂だと思っていた。本堂には大日如来、釈迦如来、薬師如来、阿弥陀如来、如意輪観世音菩薩の五仏が安置されている。このうち、大日如来、釈迦如来、薬師如来はそれぞれ宗像三女神である田心姫神(たごりひめのかみ)、湍津姫神(たぎつひめのかみ)、市杵島姫神(いちきしまのかみ)の本地仏になっており、宗像大社と関係があることがわかる。
ちなみに、本地仏とは、本地垂迹説によるものである。日本在来の神々の本体はもともとインドの仏や菩薩で、仏教伝来前に神という形で先行して現れていたという考え方である。その結果、神仏習合が行われ、明治元年の「神仏分離令」が出されるまで続くのだが、話が長くなるので、また別の機会に。
弘法大師像がある大師堂。
その横には心字池。鯉が元気に泳いでいる。写真には撮れなかったが、びっくりするぐらい跳ねる鯉がいた。
池の奥には石仏群。
奥の院への階段。暑くて、暑くて、今回はお参りを断念。紅葉の時期にお参りする予定。
駐車場の奥には水子地蔵。
風鈴はないが、広い境内に舞うしゃぼん玉を子供が追いかけていた。蓮の花も見頃である。宗像大社や道の駅むなかたからも近いので、こちらも訪れてみてはいかがだろうか。
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