田川市 岩屋鍾乳洞でパニック

   田川市夏吉地区にある岩屋鍾乳洞は、岩屋と書いて「ごうや」と読む。ここは、正式には岩屋第一鍾乳洞であり、他に第五まであるそうだが、立ち入りができるのは、第一のみである。鍾乳洞は、石灰岩が地下水などによって侵食されてできた洞窟である。近くの香春岳も石灰石の山だし、ロマンスが丘と名付けられた鍾乳洞のある南東丘陵にもカルスト地形を見ることが出来る。

 香春町方面から行く場合、県道419号線に入り、しばらく走ると右側に看板が見えてくる。右折したらまた、案内看板。

 かなりくたびれた岩屋公園案内図もある。

 須佐神社。鍾乳洞は境内を抜けて左側奥にある。

 鳥居には、須佐社と彫られている。

 須佐神社拝殿。福岡県神社誌によると、延暦24年(805年)、最澄が唐から帰国した際に、牛頭天王(ごずてんのう=祇園精舎の守護神)を祀ったのが始まりという由緒があるが、建て替えられて現在はコンクリート造りである。

 参拝してから拝殿の左側へ。細い道がある。

 岩屋鍾乳洞と博打の木の看板。

 鍾乳洞内の照明は自分で点けて、自分で消す事になっている。

 少し堅くなっている配電盤ボックスを開けると手書きで操作方法が書かれたメモが貼り付けてある。

 鍾乳洞入り口横にはバクチノキ。田川市の指定文化財であるこの木は、亜熱帯から温帯にかけて分布するバラ科の常緑樹であり、別名ビランジュである。樹皮が小判大のうろこ状になってはがれ落ちるのを博打に負けて身ぐるみはがれるのに例えられて、この名前がついたと言われている。

 鍾乳洞の入り口。

 鍾乳洞内には奥の方まで照明が点いているよう。

 鉄製の古びたゲートが開け放たれている。見学時間は9時から17時とのことなので、時間外は施錠されるのだろうか。

 「仁王門」と書かれた岩をくぐる。

 鍾乳洞の壁には落書き。管理人が常駐してないせいかやりたい放題だ。

デジカメのフラッシュが乱反射したのか粒状の光が浮いている。

 奥は狭くなっている。


 足下には水がたまっている。

 頭上注意のプレート。ここにも落書きがある。この先もかがんで進む。

 えびす岩。そんな感じだが落書きがひどい。

 つるつるとした鍾乳石。

 洞内には鎖場もある。

 足場もよくない。


 鉄製の階段。二段になっているようだ。

 振り返るともう一つ階段。

 二段になっているほうが奥に続くと判断し、登りはじめると突如、照明が消えた。古い設備なので故障したのか?かなり奥まで入っているので、真っ暗闇だ。しばらくパニック状態になり、手探りで階段を降りた。降りてから、スマホに懐中電灯機能があるのを思い出し、ゆるゆると撤退。見学どころではない。来た道を思い出しながら戻り脱出成功。涼しいはずの鍾乳洞で汗をかいてしまった。

 配電盤ボックスはキッチリ閉まっている。

 故障か否かを確認のため、スイッチを入れると、正常に点灯し、人が鍾乳洞内にいることを示す赤色灯も点灯する。

 いたずらと考えて、周囲を見渡すが、人の気配はない。少し離れた農家の前に乗用車が止まっているだけだ。すでに犯人は逃走したようだ。

 鍾乳洞内に平気で落書きをする者がいるように、人がいるのに照明を切る不届き者がいても不思議ではない土地柄なのだろうか。岩屋鍾乳洞を見学する際は、入り口に見張りを立てるか、両手が使えるようヘッドライトを持参されることをお勧めする。

 

 

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