電動アシスト自転車で巡る四国八十八箇所11月28日 高松市ほぼ1周、札所もほぼ山

  深夜2時に目が覚め、もう一度寝たら5時半。朝食を食べたりして準備をはじめる。今日はすこし寒い。6時半、まだ暗いが五色台を目指し出発。玉藻公園の前を抜けて、昨日来た道を戻る。市の中心部から郊外に向けて進むが朝から交通量が多い。イオンモール高松を過ぎると五色台の山塊が迫ってくるが、本日の第一目標である根香寺の案内が見当たらない。今日中に高松市内の札所すべて回らないと明日が厳しくなるので、焦る。ポンコツと知りつつスマホのマップを見ると登り口があるようなので行ってみるが、五色台から離れてゆく。元の県道に戻るころには中学生の登校時間になっていた。


 イオンモール高松からは、片側2車線なので、車道の端を走るが、すれすれに追い越して行く車が実に多い。これは、四国全般に言えるが、自転車がふらついたらとか、想像しないものだろうか。香川県総合運動公園が近くなって、ようやく根香寺の案内標識。五色台スカイラインを登ればあるようだ。

根香寺まで4Kmのヒルクライム。坂は急だし、路面も亀裂があり、走りにくい。

ずいぶん登った。瀬戸内海の島が霞んで見える。

お寺は林の中にある。

 


82番札所 青峰山 千手院 根香寺

山門の近くには牛鬼の像。伝説では青峰山に人を食べる牛鬼が住んでおり、弓名人山田蔵人高清に退治された。退治された牛鬼の角は今でも根香寺に保管されているらしい。

境内の紅葉もいよいよ終盤である。

 役行者像。山岳仏教とも結びつきがあるらしい。

 本堂。

参道の紅葉を見下ろす。

ご本尊は、千手観世音菩薩。真言は、おん ばざらたらま きりく 苦難除去、現世利益、病気平癒、厄除け、開運、極楽往生など。

 根香寺から、しばらく登り道で、わずかに平坦な道になり、うどん等を売っているお店が1軒あった。そこから先は、嫌になるような降り坂。昨日、五色台の上は平坦だと思ったがとんでもない誤算だった。多少のアップダウンはあるが、この道を戻らなければならないと思うと辛くなる。かなり降って、休館中のニューサンピア坂出の前で休憩。坂出市に逆戻りである。瀬戸大橋が見える。

 休憩場所から少し進むと白峯寺の駐車場。警備員の方がお寺の前は工事中だから、車は入れないけど自転車はいいよと言ってくださる。駐車場からお寺までは、それなりに下り坂。帰りは登りになるので駐車場の隅に自転車をおかせていただく。


81番札所 綾松山 洞林院 白峯寺

 境内。ここの紅葉は見頃だ。



本堂。 

大師堂。

ここにも山門に大きな草履。保元の乱で破れ讃岐へ流された崇徳上皇ゆかりの寺でもある。

ご本尊は、千手観世音菩薩。真言は、おん ばざらたらま きりく 苦難除去、現世利益、病気平癒、厄除け、開運、極楽往生など。

ここからも、瀬戸大橋が見える。9時50分、五色台の札所は参拝完了。

 登り坂を高松市方面に戻る。時折、強い風が吹き落ち葉が舞う。冬は確実にやってきているようだ。ここでも、数人の歩き遍路を見かけたが、香川県では今のところ外国人らしき歩き遍路は見かけない。ようやく下り坂。坂出市の道は走りやすいが、高松市への下り坂はボコボコで、四輪車でもハンドルを取られそうである。ましてや二輪でスピードを出せばひとたまりも無い。なんとかしていただかないと、重大事故が起きても不思議ではないと思われる。写真は高松市側から見た瀬戸内海。

五色台を降りて、もと来た道を戻る。まだコスモスが咲いている。

 次の一宮寺の標識は確認済みなのでスムーズだ。高松市内の住宅地のまっすぐな道を南に延々と進む。自転車のペダルが重い。ゆるい登り勾配になっているようだ。ようやく案内標識があり片側2車線の道から片側1車線の道へ左折。ちょうど中学生の下校時間のようで、走りにくい。一宮寺への脇道でも中学生がはしゃぎながら帰っていた。



 83番札所 神毫山 大宝院 一宮寺

ここの境内の紅葉も見頃だ。

 

ご本尊は、聖観世音菩薩。真言は、おん あろりきゃ そわか あらゆる災難から逃れられ、運気を好転させるというご利益がある。

県道12号線にもどり、東に進む。仏生山駅近くの踏切にて琴電と遭遇。

 延々と進むが、次の屋島寺の案内標識がない。ローソンで位置確認をして左折し、県道10号線に入る。広くて走りやすいが、途中、地下道を押して歩く場所があった。ようやく国道11号線に入ると屋島は目の前だ。途中に「サイクルベースあさひ」があったので、タイヤの空気を補充する。ずいぶん走りやすくなり、ゆっくり走っている外国人カップルの自転車を追い越す。屋島寺へは屋島スカイウェイを登らなければならないが、入り口の屋島神社が屋島寺だったらどんなにいいかと思った。かくして登坂開始である。かなりの急坂だが行くしかない。標高はどんどん高くなって行く。

 途中、ミステリーゾーンなる看板があった。屋島のミステリー坂である。二つの勾配の異なる坂が登っているのに、降っているように見える縦断勾配錯視が起こる場所らしい。しかし、自転車はペダルの重みで勾配が分かるし、登り坂では遠くを見る余裕はほとんどない。足が限界を迎える前に屋島の駐車場に到着。五色台で60%台まで減ったバッテリーの残量は50%を切っている。駐車場からしばらく歩いて屋島寺へ。


 84番札所 南面山 千光院 屋島寺

広々とした境内。

大師堂。

 本堂。

蓑山大明神。四国狸の総大将「太三郎狸」と呼ばれる土地の氏神が祀られている。鳥居の左右には石の狸像。奥には信楽焼の狸も見える。

納経所は、蓑山大明神前の御守り等を売っている建物のようだが、聞いて見ると側面の戸口から入るよう言われ、御朱印をいただく。

ご本尊は、十一面千手観世音菩薩。真言は、おん ばざらたらま きりく 苦難除去、現世利益、病気平癒、厄除け、開運、極楽往生など。

駐車場に行く途中には、源平屋島合戦図。屋島寺の奥には水族館があるはずだが、今回は遍路を優先。

屋島の地形と地質の説明。ブラタモリが終わってさびしい。

駐車場からの風景。


歩き遍路が降りてゆく。今日は八栗寺まで行くのかな。

駐車場の自転車置き場には中国語を話す男女二人組が、小型の自転車で出発しようとしていた。彼らを見送りこちらも出発。14時45分だから、予定通り八栗寺までたどり着けそうだ。

屋島スカイウェイの途中にある源平屋島古戦場の標識。港湾整備が進んでいて、古戦場のイメージがしにくい。

古戦場の先にある山は、本日の最終目的地、八栗寺のある五剣山だろうか。

 屋島スカイウェイから国道11号線に戻り徳島方面にしばらく走る。琴電の八栗駅の先から県道146号線に入る。石材店が多い通りだ。ここら辺には良質な花崗岩である庵治石の産地であることから、石材業が盛んなようである。今回は行かなかったが、香川県石の民俗文化館やイサム・ノグチ庭園美術館が近くにあるようだ。

坂は徐々に急勾配になり、バッテリーの残量が40%を下回るころに八栗ケーブルカー駅が見えてきた。なんとも可愛らしいケーブルカーが停車している。

係の人に聞くと、すぐに発車で次は15分後とのことなので、飛び乗る。

ケーブルカーの運転手は女性。ケーブルカーがすれ違う際には敬礼している。

 山上駅到着は15時半。数人の乗客が八栗寺へ向かって歩いてゆく。


85番 五剣山 観自在院 八栗寺

岩山を削った道を進む。

多宝塔。

大師堂。

狛犬がいる本堂。後ろには五剣山の岩肌。

二天門。ここにも狛犬。神仏習合が色濃く残っているようだ。

夕日を背にしたお迎え大師像。


高松市の夕日。

二天門の外には鳥居と営業しているかどうかわからない遍路宿と思われる建物。高齢の女性が一人出入りしていたので、人は住んでいるようだ。

ケーブルカー駅に戻る途中にあった八十八箇所石仏霊場。

 ご本尊は、聖観世音菩薩。真言は、おん あろりきゃ そわか あらゆる災難から逃れられ、運気を好転させるというご利益がある。

駅について、しばらく待って16時15分乗車。夕日に染まる高松市街。

八栗登山口駅。ここにも鳥居がある。

八栗登山口駅近くの源氏池。なにか謂れがあるかと思い調べたが、ただのため池らしくブラックバスやブルーギルがいるらしい。

夕闇迫る中、ビジネスホテルシャトーエスト高松へ帰投開始。海からの強風が吹いてきて車体が流されそうになる。屋島方面からホテルにアプローチするのははじめてなので、少々迷うが17時半には無事到着。1時間ほど部屋でぐったりして買い出しに。今日もホテルの猫に癒やされる。

マルナカ松島店で火曜日の盛り合わせ寿司と伊達の盛り合わせ寿司、それにウイスキーなどを買い、本日終了。予定通り回れて良かった。


宿泊費:4,080円

飲食費:1,629円

納経料:1,500円

ケーブルカー運賃:1,000円(往復)

 

総移動距離:92.9km


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